炎立つ〈弐〉燃える北天 (講談社文庫)



炎立つ〈弐〉燃える北天 (講談社文庫)
炎立つ〈弐〉燃える北天 (講談社文庫)

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源氏陸奥に登場

源頼義&義家親子がついに陸奥入り。

ここから長きにわたる蝦夷と源氏の戦いが始まる。

藤原経清は安倍家へ。

そして、源氏と安倍との戦が火ぶたを切る。

この駆け引きは面白い。

ますます快調

武士の勢力拡張のためにあえて罠を仕掛けて紛争を起こし、そこから戦争を始めた源頼義。(前九年の役)それと同じようなことが時代が下って満州事変でも起こった。まこと軍人は同じ発想をする者が多い。一方迎え撃つ藤原経清そして安部一族。経清は言う。「死ぬことが武士の忠義ではない。武士とは心の持ちようだ。まずは子や親のために武士を貫く。その上に国への忠誠があろうが、「俺は今の国を国と思わぬ。国とは民の平和があってこそのものだ。だがこの陸奥に平和があるか?」この明快な思想。今から1000年前、このようにおもって国を創ろうとした男たちがいても良いではないか。私は日本人が置いてきたもうひとつの可能性をこの物語の中に読み取っていきたいと思う。たとえそれがいまは滅んだ蝦夷たちの思いであろうと。(しかし本当に滅んだのであろうか。私はだんだんとそうではないような気がしてきた。)ますます快調の第二弾。



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